野球

勝手に!2022夏甲子園注目校4校!

おはこんばんにちは!高校野球大好き保険屋のキリちゃんです★

さて、今回は今年の夏の甲子園で勝手に注目しているちょっとマニアックな高校を紹介していくぞ~!

ぴっピカチュ~~~!!!

札幌大谷

左から2人目が148キロ左腕の森谷投手

 まずは、南北海道代表「札幌大谷」です!2009年創部の宗教系の新興勢力で夏の甲子園初出場です!予選の成績を見てみましょう。

初戦:4-1(対石狩南)

二回戦:12-0(対札幌静修)

三回戦:12-4 (対札幌北)

四回戦:19-0(対北海)

準決勝:9-2(対苫小牧中央)

決勝:7-2(対知内)

 守り勝つ野球が信条の北海道では珍しく、打ち勝つ野球で南北海道を制しました。4試合でコールド勝ちを収め、四回戦では甲子園常連で2016年甲子園準優勝の「北海」相手に19-0と圧倒的な力の差を見せつけました。

 中高一貫校の私立「札幌大谷」ですが、中学硬式野球の名門「大谷シニア」と提携していて、高校では「札幌大谷」の硬式野球部に入部するという独自のルートが出来上がっているそうです。

 さらにかつて夏の甲子園を二連覇した「駒大苫小牧」のサードの五十嵐大が部長を務めており、勝利を知る選手と指導者が化学反応を起こしています。

社(やしろ)

夏の甲子園初出場の社

 続いて、兵庫県代表「社(やしろ)です!近年力を付けてきた公立校で夏の甲子園初出場です!予選の成績を見てみましょう。

初戦:シード

二回戦: 5-3(対飾磨工)

三回戦:12-0(対篠山産)

四回戦:8-0(対尼崎西)

五回戦:8-0(対科学技術)

準々決勝:2-0(対明石商業)

準決勝:5-1(対長田)

決勝:6-3(対神戸国際大)

 公立校が強い兵庫県ですが、甲子園常連の明石商業、神戸国際大付属を破って文句なしの優勝!これには、公立校びいきの私も「あっぱれ!」の一言です。

 決勝の神戸国際大戦は、パソコンで観てましたが、九回裏、ツーアウト2塁の一打サヨナラのピンチで二塁けん制で刺すなど、ち密な野球がウリです。

 また延長タイブレークでも一点取られたらサヨナラの場面で、一塁手が強烈な打球に飛びつき、打球をはじくも、ベースカバーに入った投手に送球してピンチを防ぐなど勝負強さも光ります。

決勝スコア(延長14回)】

県立社01001000000013/6

神国際00200000000010/3

 攻撃面では、犠打と盗塁を多用する、古き良き兵庫の伝統的なスタイル。前述の「札幌大谷」とは逆をいきます。特に準決勝「長田」戦では7犠打、3盗塁と傾向が顕著に表れています。甲子園でも、コツコツ野球で実力を発揮することができるか?

 「札幌大谷」と甲子園で当たったら面白いカードになりそうですね!(笑)

下関国際

「文武両道はありえない」と坂原監督

 3校目は、山口県代表「下関国際」です!四年ぶり3回目の甲子園出場です!予選の成績を見てみましょう。

初戦:シード

二回戦: 7-0(対下関工科)

三回戦:5-3(対宇部鴻城)

準々決勝:10-0(対岩国商)

準決勝:4-3(対南陽工)

決勝:10-4(対宇部工)

 甲子園常連で、総合力の高い宇部鴻城を破っての頂点。一試合も映像を見ていないですが、調べてみると、5試合で26の四死球を選んだ各打者の選球眼の高さが際立っています。

 特に、事実上の決勝と思われる宇部鴻城から9四死球を選ぶなど、顕著に傾向が表れていますね。チームとして本塁打が一本、犠打や盗塁、安打数が抜けている訳ではないのに優勝できたのは、各打者の選球眼の高さと“闘将”坂原秀尚監督(45)の手腕による所が大きいと著者は感じています。

 文武両道が叫ばれるこのご時世で、坂原監督は、「文武両道はありえない」と発言。野球部は野球だけに集中して取り組んでほしいという監督の表現だとは思いますが、若干、物議を醸しました。(笑)

 守備面では、5試合で5失策と守備は堅く、140キロ台の投手が3人と充実。

 毎年、山口県代表は、総合力の高いチームを甲子園に送り込んできますが、今回の「下関国際」も例年通り総合力の高いチームと言えるでしょう。

 2018年夏の甲子園、ベスト8まで進んだ「下関国際」。ベスト8の壁を越えられるか?非常に注目です。

【下関国際マメ知識】(wikipediaより引用)

1972年(昭和47年)から2002年(平成14年)までの間、実質的には男子校であったが現在は完全男女共学校。地元では名前さえ書ければ受かると言われる程の底辺校であり、近隣県や四国・九州圏からも進学が極めて厳しい生徒が集まるために全国的にも有数のマンモス校である。

近年(2017年、2018年)では硬式野球部が甲子園に出場し、全国的な知名度が上がっている。

富島

50年以上連覇の無い宮崎を制したのは、富島高校!

 そして最後は、宮崎県代表「富島(とみしま)です!三年ぶり2回目の甲子園出場です!予選の成績を見てみましょう。

初戦:シード

二回戦: 12-0(対小林)

三回戦:6-0(対都城東)

準々決勝:3-1(日章学園)

準決勝:4-2(対小林西)

決勝:2-0(対宮崎西)

 5試合でわずか3失点と、プロ注目の日高投手擁する県立富島高校が50年以上連覇の無い宮崎県で頂点に立ちました。(去年は宮崎商業)

 決勝でも2安打91球の完封勝利と能力の高さがうかがえます。準々決勝以降のスコアの通り、ロースコアを制して勝ち上がってきました。

 攻撃面では、五試合で四死球30を選んだ選球眼が際立っているものの、18個は三回戦までの相手と、数字だけ見ても良く分かりません(笑)。犠打や盗塁、長打が多い訳でもないので、甲子園では攻撃面で苦戦することが予想されます。

 それでも著者があえて注目校に挙げさせて頂いたのは、濱田登監督(54)の影響によるところが大きい。

 2013年に万年1回戦負けの「富島高校」に就任し、部員11人からスタート。職員室で「3年以内に甲子園に行きます!」と宣言したところ、他の先生から笑われたとか。

 落ちているごみを拾えないと、動くボールは打てないという独特の野球理論?で最初はごみ拾いから始めたという。地道に県内の有望選手に自ら声をかけ、就任5年目に甲子園初出場。今でも3時間半の練習、他部活と共同のグラウンド。公立の雄として三度目の甲子園で悲願の初勝利に期待です★(おわり)