思想

ウィル・スミスの平手打ちから分かる日米の根本的な考え方の違い

おはこんばんにちは!FPのキリちゃんです!

先日、ネットニュースで、アカデミー賞授賞式でウィル・スミスが司会者に平手打ちをかました。

と書いてありました。平手打ちについて、日本とアメリカで意見が180度違うことになっているので、

今日は事件の背景と日米の思想の違いについてまとめていく~!

では、行く~!

平手打ちに至った”背景”

49秒で終わる「平手打ち」の一部始終を映像を見てもらう方が早いでしょう。

ハリウッド映画界の最高峰の祭典であるアカデミー賞の授賞式で、

プレゼンターのクリス・ロックが自分の妻の髪型を侮辱するジョークを口にしたことに激怒して、

俳優のウィル・スミスがステージ上でクリス・ロックに平手打ちをかましたのです。

ウィル・スミスの妻は、脱毛症に悩んでおり、スキンヘッドでこの日参加していました。

日本人の意見

平手打ちに関する日本人の意見を一言でまとめると、

よくやった!ウィル・スミス。暴力は良くないが自分の妻が侮辱されて、庇うのは男性の鏡!

こんな感じです。

確かに暴力は良くないですが、正直、キリちゃんも世論と同じ意見でした。

アメリカ人の意見を聞くまでは…

アメリカ人の意見

一方、アメリカ人の意見は、日本のものとは、180度違いました。

一言で言うと、

「ウィル・スミスはサイコパス」

アカデミーも暴力は許されない旨の声明を発表。

実際に、ビンタ直後にウィル・スミスに退席を命じたがウィル・スミスはこれを拒否し最後まで参加しました。

プレゼンターのクリス・ロックを称える声さえありました。

(クリス・ロックの発言には批判の意見も出ています)

アメリカ人の思考回路

では、どうして「ウィル・スミスはサイコパス」とまで言われなきゃならないのか?

純粋な日本人のあなたならそう思ったでしょう。キリちゃんも思いました。

簡単に説明していきましょう。

まず、アメリカ人は成人は性別を問わず、一人前と扱います

ですので、授賞式で妻が容姿をジョークでいじられたとしても、

本人じゃないウィル・スミスが口出しするのはおかしい

ましてや、暴力など言語道断!という訳です。

日本人の思考回路

ところが、日本では、(成人だとしても)女性は守るべき、自分で主張できない、か弱い存在

だと潜在的に認識している人がアメリカ人より圧倒的に多いのが事実です。

(昔の日本がそういう考えだったのだから、しょうがない点があるのも事実です。)

だから、日本人の場合、ウィル・スミス擁護派の方が多いのです。

仮に、ウィル・スミスが脱毛症に悩んでおり、スキンヘッドだとします。

それを司会者がいじり、何も言い返せず俯くウィル・スミスを横目に妻のジェダが

つかつかとステージに上がり、司会者に平手打ちをする。

これでも、あなたは「ウィル・スミスの妻!よくやった!成人男性のウィル・スミスが言い返せないから、やり返してやった!女性の鏡!」と言えますか?

キリちゃんは言えません。もし言えるのなら、単なる暴力主義者です(笑)。

まとめ

今回のウィル・スミスの件で、ハッキリしたことは、個人的に2つあります。

一つは、「自分は典型的日本人の考えだったんだ」と分かったこと。

もう一つは、ジェンダー平等とは言いつつ、潜在意識の中にまだまだ

「女性は守るべき、自分で主張できない、か弱い存在。」という認識が

日本では多いということです。

また、物事を深く考えると、いろいろな考えや意見が出てきて、その背景も知ることができることを学んだウィル・スミスの平手打ち事件でした。

今日も最後まで見てくれてありがとう!

ではまた、明日!