親友からオススメされた本「傲慢と善良」を読んでみた!

おはこんばんにちは!

キリちゃんです★

いやー。ようやく読み終わりました。

辻村深月さんの「傲慢と善良」という恋愛小説。

この本の紹介ということで、記事を書いていくぞ~!

では、行く~!

あらすじ

主人公、西澤 架(かける)(以下、架)は、学生時代から仲の良い友人との飲みの席で、結婚を前提に付き合っている彼女、坂庭 真実(まみ)(以下、真実)から突然電話を受ける。

真実曰く、「家にあいつがいる…助けて」。泣きながら話す真実の声を聞き、事の重大さを悟る架。電話は切れてしまい、一晩経っても連絡が取れない。

翌日、真実のアパートに行くも、返事が無く、最悪の事態を想定した架は、不動産屋に事情を説明し、ドアを開けてもらうことに。ところが、そこに真実の姿はおろか、部屋を荒らされた形跡は無かった。

これは、かつて真実に相談されていた、「誰かに見られている気がする」という違和感の延長なのか?犯人の正体は?そして音信不通の真実は無事なのか?

架の捜索が今、始まる!

読んでみての感想

いやーまず長い!414ページあるし、本の厚さは3センチ越え!”電車の移動中だけ読む派”の私なので、結構読むのに時間かかりました。二か月くらい掛かったかな?

ただね、割と集中力を持って読める本です。だって、失踪した真実を求めて、得たかすかな手がかりから、過去を探っていくという、展開だから!恋愛小説というよりは、探偵小説という感覚でした。

だから、普段恋愛小説を読まない、キリちゃんでも、スラスラ読むことができました。(スラスラ読めても、物語自体が長いので、読破に時間は掛かりますが)

「犯人」が分かった瞬間は、「マジかー」、「そう来るかー」といった感じだったので、展開が読めない面白さはあります。もう一度言いますが、恋愛小説っぽさは最後だけで、9割方探偵小説でした。

まあ、本の帯にも「”恋愛”ミステリ」って書いてますしね。

結婚を考えてお付き合いをしている人には、めちゃくちゃ響くお話です。婚活の話なんかもでてきますし。だから、親友のチンペイくんは、この本をキリちゃんに紹介してくれたのかな?(笑)

本から学べたことの分かち合い

本を読むときは、大きめの付箋を用意し、感じたことを付箋に書くようにしています。今回、付箋は一か所だけだったので、そこを分かち合いします。

こんな感じで付箋を貼ってます

婚活の最初では、肝心なのは会うことの方で、その時点から相手に自分を理解してもらうことの方では無い。最初の段階から相手に自分の個性や魅力を受け入れてもらいたい、理解してもらえると信じている時点で理想に縛られている。”

会うまでのやり取りは、毎回テンプレのように無個性なものになって当然だし、そこに過剰なアピールは必要ない。それはもう、学校のテストなどど同じく、単なるコツの問題で、そのコツに流されるのを嫌がって個性を捨てられないなら、そもそも婚活に向いていないのだ。

”自分の価値観を見せるための婚活であるはずなのに、没個性の方が話が進むのは皮肉な話だが、ともかくそういうものなのだから仕方ない。”(90頁より抜粋)

いや~本当にその通り、キリちゃんは”婚活”の経験は無いけれども、”マッチングアプリ”歴が長かったから、分かるのよ。最初に尖ってしまうと、だーれにも相手にされないのよね。

紹介文や写真なんかもコツがあって、別に加工とかしなくても、コツさえつかめば、フツメンでもマッチングできるのよ。

何かあれば、マッチングアプリ歴2年(今の彼女はマッチングアプリでの出会いです)のキリちゃんにご相談下さい(笑)

著者:辻村深月について

辻村深月(つじむらみづき)1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。

2011年「ツナグ」で第32回吉川英治文学新人賞、2012年「鍵の無い夢を見る」で第147回直木賞、2018年「かがみの孤城」で第15回本屋大賞を受賞。

著者に「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」「島はぼくらと」「朝が来る」「青空と逃げる」「嚙み合わない会話と、ある過去について」など多数。(本の著者紹介より引用)

おわりに

これで親友と行った「本の交換」が終了しました。オススメされた三冊を読み切ったので、返却しようと思います!

皆さんも、オススメの本があれば、コメント欄で教えてくださいね!

では、また!